退職代行実行!沖縄旅!❹
今回は、ほぼ台風に見舞われた石垣市を後にし、
沖縄本島に渡った私の旅を、ダイジェストでお送りしたいと思います。
(ダイジェストなんて送っていらないかもしれませんが、勝手に送ります。)
まずは、食べものシリーズ。
大好きな👆沖縄そばに、ボリュームありすぎ、じゃがいもチャンプルー定食👇。
ちなみに、沖縄そば好きなんで、
グルメ本出版できるんじゃ…ってくらい食べ歩いてます。
👇これはなんやっけ?たぶん豆腐チャンプルー定食かな?
ニンニクがめちゃ効いててブラボーなお味やったことは覚えています。
👇初めてのジェフにて、ぬーやるバーガー。
ゴーヤ入りたまご焼きとスパムを挟んであったハズ。
沖縄といえばエンダーことA & Wが有名だけど、ジェフもめちゃうまです。
👆これはソーキそばですね。
そして大宜味村というところで祭りをやっていたので、
👇グルクンの唐揚げを買いました。
グルクンは予想以上のうまさでしたが、ヒレが強靭で口の中を攻撃してきます。
👇安定のジーマーミー。
👇暑かったので、氷ぜんざいかな?これは。
👇沖縄といえばステーキ!らしいですよ、奥さん。
👇安定のブルーシール。何味か忘れました。ピスタチオ?チーズケーキ?
いやしかし…
いや、あかんて、食い過ぎやて…
完全におでぶ、やんけ…
…続いて、風景シリーズ。
ジェフは外観の見た目もイケてます。なんかのジャケ写に使えそうです。
👆こちらは斎場御嶽(せーふぁーうたき)という神聖な場所で、世界文化遺産です。
本土でいう神社的なことなのか、と思います。
👇安宿にずっと泊まっていました。が、まぁまぁオシャレですね。
👆リノベーションしているようなので、過去の遺物も味となり残っています。
沖縄は海がキレイなんで、レンタカーで海沿いを走るも良し、
レンタサイクルで、風を身にまとうも良し。
さて、ダイジェストを無事!みなさんに送り付けたところで、
この時期のことを振り返ってみたいと思います。
少し汚い話ですが、不健康な生活を送り続けていた私は、ここ数年、毎日下痢でした。
普段、窓もない編集室で連日徹夜のブラック企業サラリーマンだったんで、
それも仕方ないことです。
しかし!
7泊8日のこの旅で、念願の健康ウンチッチモンチッチが出るようになりました!
ありがとうございます。パチパチ👏
(このような汚物のご報告を差し上げること、誠に心苦しく申し訳ございません)
でも体が変わると、結構感動です。
で、沖縄から帰った私は、2つのことに挑戦することになります。
①おでぶの卒業
②再就職
ちなみに優先順位は、おでぶの卒業の方が上です!
では、また次回!
退職代行実行!沖縄旅!❸
今回、大事なことは最後のあたりに書こうと思います。
さて、前回の続きです。
弁当は落っことしたけど、無事退職届を郵便局に託した私。
その後は、台風に耐えながら石垣島を楽しみました。
街に出れば、まだ台風中継はしているものの、
雨風はおさまり、海辺のフェリーは再開。
と、言っても、波照間島などの遠方の島の便はまだ見送りでしたが。。。
本当は、西表島など行ける限り色んな島に行ってみたかったので少し残念!
何もない島で、
誰にも邪魔されず1人、動物とたわむれたり、
誰にもジャマされず1人、キレイな海を見たり、
1人で弁当買って食べたり、
1人でカップルや家族連れがいる遊泳場で泳いだり、
1人で…
ちょっと待って、めっちゃ寂しいやつやん!!
いや、まじで!(笑)
でも…!
こうやって遊んでいると、とにかく気が紛れるのです!
前も少し触れましたが、退職代行実行前後は、とにかく気が滅入るもの。
そもそもパワハラやら、ブラック残業やら、
いろんな不当な扱いを受け精神的にも弱っている状態だし、
さらに、過酷労働による徹夜続きで、プライベートはおろか、
まともに寝たり食べたりする生活もままならず、肉体的にもギリギリ。
思考停止寸前の状態で、最後の力を振り絞ってやった今回の退職代行。
心身ともに疲れた状態の自分をバックアップするには、
会社という場所から距離的にも離れた場所で、
自分を休ませることが必要だと思います。
そして何か行動を起こしていれば、過去のことを余計に考えたり、
些細な悩み事に時間を浪費することなく、前に進める!
とにかく、退職代行直後の旅行は、改めて本当に強くオススメしたいです!
では!次回につづく!
退職代行実行!沖縄旅!❷
さて、律儀な私は、台風の沖縄でも退職届に印鑑を押し、
迅速に会社に届けて、気持ちも綺麗さっぱりしたいと思っていました。
で、グーグルマップ先生で調べたところ、石垣にも2件のハンコ屋があるとヒット!
夜8時。台風が迫り来る中、足を運びました。
めちゃめちゃ地元密着感のある印鑑屋、いんぷるやーさん。
扉はめちゃ頑丈で…
(この安全な石垣で、何から身を守っている?…)
そして、閉まっていました。
まあ、夜の8時だもの。石垣島だものと思ったのですが、
まだ電気は点いていたので、インターホンを鳴らします。
すると、おばあさんが出て来ました。
で、「まだやってますか?」と聞くと、やってるとのことで、
私の苗字のハンコを一緒に探してくれたのですが、
沖縄の地元密着の店なので、本土から来た私の苗字のハンコは無いのです。
一緒に探すこと15分くらい。
結局なかったのですが、1から掘ってハンコを作ることもしているようで、
「まあ、ある意味記念にもなるし」と思って作成をお願いしました。
金額5000円。
翌日午前には完成するので、出来たら電話するということでしたが、
何の連絡もないので、昼すぎにこちらから電話すると…
「法事があるので、まだ作っていません。」とのこと…
「なんでやねん!なんで昨日、午前中にできるって言ったねん!」と思いながらも、
夕方には完成したらく、ハンコを何とかゲット!
さらに、文房具屋で無地の便箋と、ボールペンをゲットし、
その夜、早速退職届を作成しました。
ビールでも飲んで感慨に浸りながら。
で、完成した退職届を手に、翌日郵便局に行ったのです!
が!
11時10分ごろに到着した私は、大ピンチ!
まさか台風で郵便局までが、閉まるとは予想していなかったので!
そこには私以外にも、この張り紙を見て呆然と立ち尽くす人が何人かいました。。
(みな、退職代行仲間でしょうか?いや、絶対に違うけど…)
で、諦めかけたその時!
ゆうゆう窓口という、営業時間以外に開かれる受付の場所があると思うのですが、
店じまいをするために、シャッターを閉めようと職員がやってきました!
チャンス!
シャッターを閉める職員に対し、私は「これ1通だけダメですか!?」と。
職員は、退職届を届けたい!という私のただならぬ雰囲気、形相、剣幕に
押し負けたのか、「分かりました」と私の1通を受けてくれたのです!
ラッキー!
と、るんるん気分でホテルに戻り、
台風に備えて買っておいた食料を食べて、
ワンビアー!(ビールを一杯!の意)と思っていた私!
台風で町の飲食店も臨時休業のため、貴重なお弁当です。
うまそー!
いや、うまい!
ワンビアーならぬ、ワンチューハイで乾杯!
サイコー!さぁ、食べるぞ!
あ、
え!?
…貴重な、貴重な食料が…
ああ…大幅に減少…(涙)
何でやねん!つづく。
退職代行実行!沖縄旅!❶
退職代行実行に伴い、沖縄・石垣島へと旅立った私。
弁護士には、その日の午前中に、
退職の意思を伝えてもらうよう、依頼していました。
沖縄に着くと、程なくして電話が掛かって来たのを覚えています。
プルルルルル…と。
弁護士「会社には退職の連絡をしました。」
私 「ありがとうございます。特に問題はありませんでしたか?」
弁護士「はい、大丈夫です。
会社は(退職代行で社員が辞めるのが)初めてのことみたいだったので、
少し困惑しているようでしたが、問題はないと思います。」
そして、「また伝達事項があれば、連絡します。」ということでした。
とりあえず、弁護士からの最初の連絡を受けての感想は、
「正直ホッとした」そんな感じでした。
ひとまず、ホテルで缶ビアーでも飲みながら、
普段忙しくて出来なかった読書でもして、贅沢な時間を過ごします。
で、その後、会社からは退職届が必要なので、至急送ってほしいと連絡が来ました。
ちなみに、最終出社日に会社の引き出しに退職届けを入れて来た方がいいのでは?
と、事前に弁護士に提案していたのですが、退職の意思をFAXで示すので、
退職届はいらない企業もある、よって、とりあえず書かなくて良い!
という弁護士の助言を一旦信じ、書いていませんでした。
しかし、結局私の会社では必要になったのです。
まぁ仕方ない。そんなこともあるよね!
こっちで書いて送りますか!と思ったのですが、
あいにく…
石垣には、猛烈な台風が急接近!
ヤフーのトップニュースにもなり…
朝は、Jアラートで目覚め…
(地震とかの時にスマホがいきなりビーッビーッと鳴り始める、びっくりするやつ)
なにやら、地元民も警戒する十数年ぶりの巨大台風らしく、
スーパー&コンビニの食料は、見事に消え去りました。。
さらに、郵便局も…
な、な、なんだと…。
こんな無残な状況でも、退職届をなんとか素早く届けなければなりません。
退職届に押す印鑑も、持って来ていないのに…(ここは無駄に律儀)
で、どうなったのか…は、また次回。
自由な世界へフライ・アウェイ〜はばたけ!退職代行当日〜
午前5時。紙袋4袋と私が自宅に到着。
自分の部屋の鍵を開けて、荷物を全部置いた。
大量の荷物で部屋は散らかり、いつもより狭く感じる。汚い。
紙袋を置いた代わりに、私はスーツケースに荷物を詰め込み、空港に向かった。
自由な世界へフライ・アウェイ。
そのまま家にいて退職代行の実行を待つのは、そわそわするし、
何か背徳感みたいなものに時折襲われることもあるかもしれないし、
近所のコンビニに行く時に同僚に合うかもしれないし、
最悪、家に上司が押しかけてくるかもしれないし、全く気が晴れることはない。
だから、多少お金に余裕のある人、…いや無かったとしても、
退職代行実行日のフライ・アウェイは強くオススメしたい。
日々の抑圧からの解放感が心地よいし、
旅行するということは行動を伴うので、何より余計なことを考える時間が減る。
家にいてばかりでは、時間を持て余して、
考える必要のないことばかりが脳裏を過るものだ。
石垣には、うまい魚がある。
うまい石垣牛も食べれる。
豚足が入った沖縄おでんも、石垣がうまい。
激ウマのソーキそば。
その上に乗ってるラフテーの肉を米に乗っければ、
退職代行のことなど、もうどうでもいい。
ただ、それだけでハッピー!
ハッピー以外何もない!
…はずだった!
だけど、とんでもなくでかい台風が来た。
そして、退職代行の弁護士から、代行完了の電話も来た。
果たして!…退職代行沖縄旅・次回へつづく。
ついに、、、退職代行当日へ!③
で、いよいよ退職代行前日の話です。
その日も、私は朝2時ごろまで仕事をしていました。
そして私だけでなく、私の同僚も仕事をしていました。
やっぱり、ブラックですね。
普段なら、仕事が終わってそのまま帰路につくわけですが、
その日の私には、まだやらなければならないことがあります。
それは、デスクを整理して、跡形もなく消え去ること。
机の上も、引き出しも綺麗にして、
誰にも気付かれずに会社を立ち去らなければなりません。
なので、私のチームのメンバーが家に帰るのを見計らい、
午前3時ごろから最後の片付けをスタートすることにしました。
しかし、そこはブラック企業。
たとえ深夜の3時でも、まだ、私の他に数人の居残り組がいます。
幸いにも、居残り組は少しデスクが離れた位置にあったので、
私の手元までは把握することができません。
なので、できるだけ静かに引き出しの中のものを袋に詰め、
代わりに返却すべきパソコンなどを引き出しに閉じ込めました。
コソコソと作業をして、およそ1時間。午前4時ごろ。
ほぼ荷物を詰め終わった時に、私の直の後輩がデスクに戻ってきました。
同じチームなので、別の島とは言え、私のデスクにも近い位置にいます。
後輩「まだ、いらっしゃったんですか?」
私「(ギクッとしながら)……いや、ちょっとやる事あって。もう帰るよ。」
私は、多少挙動不審でしたが、
後輩も後輩でまだ仕事があったようで、その場を去っていきました。
深夜4時半。詰め込んだ私物、会社の紙袋に計4袋。結構な量です。
まだ社内には働いている人がいるため、
こんな大荷物で鉢合わせるのだけは避けたいです。
エレベーターは、直線的な動きかつ逃げ場がないので使えません。
私のデスクはビルの9階。
致し方なく、階段を駆けました。下にはタクシーを呼んであります。
無事1階に到着。最後の入館証かざしの儀も、感慨に浸る余裕など全くなく、
急ぎ足で、タクシー運ちゃんにアイコンタクト。
私の方にハンドルを切って、後部座席のドアが開かれました。
紙袋4袋を投げ込むように、自分の身ごとなだれ込むように乗車した私。
ここから、新たな生活が始まりました。
ついに、、、退職代行当日へ!②
前回の続き。超ブラックな仕事環境で働いていた私に、
さらに拍車を掛けたのが、その名も「働き方改革」でした。
というのも、私の部署では、労働者の最低限の権利として与えられた
月4日の法定休日すらも休むことができずに、
空休日、つまり休んでいないのに休んだことにしている人が大勢いました。
これは、上司からのプレッシャーとそもそもの企業文化、
ある種宗教的な雰囲気が、寝ず・休まずで働くのが美徳という価値観を
我々に植え付けていたからです。
特に護送船団方式のメディア産業では、一般企業と比して中途採用の社員も少ない上、
1つの会社の1つの部署でしか働いたことのないスペシャリスト型の社員も多く、
比較の対象である他業種・他部署の仕事経験がなく、
まるで北朝鮮の人民のように、何かおかしいと違和感を感じていても、
現状が普通と思い込み、諦観してしまう集団心理が生まれます。
一方で、私の会社は表面上、「2次会禁止改革」だったり「休暇奨励制度」だったり、
はたまた、女性社員が癌を乗り越えて、
その後も働きやすい環境を用意できているなどの美談記事を、
他のマスコミに書かせてホワイト企業ぶりをアピールし、
実態の伴わない働き方改革を進めていました。
そんな中、特に私たちを苦しめたのが、過労死ラインの存在です。
まず、部署のトップである局長は、
法律的には1ヶ月の労働時間は100時間まで許されているにも関わらず、
80時間以上の申告は認めないとしました。
ちなみに、前回の記事で書いた通り、
4日徹夜なんてことがある私の労働環境では、
80時間以内に収めるなんて夢のまた夢であり、
まともに働いた時間を付ければ、
月初の10日だけで残業100時間越えてるやん!てなこともありました。
局長もそれを知っているのに、80時間以上の仕事は認めないとしました。
これを実行すべく部長は、
80時間を超える部員(ほぼ全員)を呼び集め、
80時間を超えないよう、労働時間を操作して有無を言わさず、減らしていきました。
例えば、
部長「これは24時間働いているけど?」
社員「徹夜でやらないと間に合いませんでした。」
部長「それじゃあ、労基法に反するから早朝5時から働いたことにしておく」
…などと言った感じです。
この部長こそが、労基法違反なのにも関わらず。
さらに、不規則な仕事であることは会社の了承の上だったので、
私の部署はフリーフレックスの労働形態で、
2時間働けば、8時間働いたとみなすものでしたが、
これを悪用しようと考えた直属の上司は、
2時間以内なら1日働いたことにはならず休みであるという、
全く根拠のない身勝手な解釈をして、
私の後輩に2時間だけ働いて、休みを申告しろと命令していました。
そして、実際にはその仕事が2時間ちょうどで終わるものばかりではなく、
後輩は結局、通常通りの時間を働いて、
その上司が「私のチームは法定休日を問題なく取得しました!」と
さらに上の上司に報告するためだけの、虚しい空休日作りを強要されていました。
こんな風に、直属の上司も隣のチームの上司も、上に報告するために虚偽の申請をし、
部長も局長のために虚偽の申請を部下に強要し、
局長も人事に報告するために、部下を締め付けるルールを作り、
人事も役員に「働き方改革は進んでます」と報告するために局長の行動に目をつぶり、
現場で働く真面目な労働者はどこにも逃げ場がないまま、
馬車馬の如く目的も見失って働いていたのが、私の会社の状況でした。
ちなみに、私は会社の働き方改革委員の1人だったので、
自分なりに勇気を持って人事部にこの惨状を話しましたが、
人事部長はただただ別世界のおとぎ話を聞くかの如く、笑っているだけでした。
私の会社は、現場系部署は超ブラックですが、
事務系管理系部署は定時で上がれる超ホワイトで給与体系も同じ。
彼ら彼女らにとっては、私の話は対岸の火事であったのだと思います。
しかし、メディア産業は、現場で、製品であるコンテンツが生み出され、
そのコンテンツの良し悪しで、事務系管理系の社員も飯を食っている。
つまり、決して対岸の火事などではないのです。
そして、日々寝不足で、労基法違反で、目的も見失う環境で、
良いもの、良い作品を作れるわけがないと私は思うようになりました。
だからこそ、退職を決意しました。
そして、本来なら正面切って、言いたいこと言って、
スパッと辞めていくのが人というもの、と思っていましたが、
上司も、その上司も、そのまた上司も、みんな上しか見てない会社では、
まともに辞めますなんて言っても、どう捻じ曲げられるかわからないし、
退職するまでの出社期間に不当な仕打ちを受けることも容易に想像できました。
だからこそ、恥を恐れずに私は最後の手段を使うことにしました。
それが、私の退職代行です。